瀬川漁協の2021年度をふり返ります

2月になりましたね。まだうす暗い早朝にはキンとした冷たい空気を感じますが、立春を過ぎた頃から木々が芽吹き始めているのを見かけるようになりました。

漁獲される魚の種類でも「あ〜季節が変わり始めているな」と感じる今日この頃。西海市の4漁協が毎週交代で発信しているこの「西海おさかなブログ」も、残すところあと1ヶ月となりました。

瀬川漁協からの発信は、今回が最後。
ということで、瀬川漁協の1年をふり返ります。

長雨が続いた夏

夏場の瀬川漁協では、青空に浮かぶ入道雲と緑の島々、そしておだやかな風と波の音が心地いい、そんなのどかな風景に癒されます。

今期は台風の接近は少なかったものの、長雨が続きました。

あまりご存知ではないかもしれませんが、よっぽどの強い雨でない限り、雨が降っても安全面に気を配りながら漁に出ています。

自然を相手に仕事をするって、天候や漁獲量に左右されて大変なこともありますが、みなさんの食卓においしいお魚をお届けするべく、対策をとりながらしっかり取り組んでいます!

おいしさがいっぱいの秋!

秋といえば、食欲の秋!瀬川漁協のいけすで元気に泳ぐ魚たちを、誰でも直接購入できるということは、あまり知られていません。

まるで料理人のように、食べたい魚を選んで買い付けて、様々なメニューでおいしく味わうことができるので、ぜひお試しくださいね!

買い付けた魚は、瀬川漁協の船木さんと田川さんが、素早くおろしてくれますよ!お二人の包丁さばきは、お見事です!

11月下旬、アオリイカ釣りのベストシーズン到来です!夕暮れ時、瀬川漁協近くの堤防で釣りをする子どもの姿も見られました。

シーズン中は、結局アオリイカを釣ることはできませんでしたが、瀬川漁協で見る夕暮れの景色は本当に最高でした!

海を眺めて楽しむ釣りの時間は、とてもゆったりとしていてリフレッシュできますよ。ルールを守って釣りを楽しんでくださいね!   

冬も早朝から仕事に勤しむ

秋を過ぎ、ぐっと冷え込む冬場は、真珠の取り出しシーズン真っ盛り!この真珠養殖で使われるアコヤガイの貝柱を、瀬川漁協でお預かりして市場へ搬入しています。

12月から2月までのシーズン中、船木さんと田川さんは大忙し!夜中に市場へ貝柱を搬入、早朝に漁協へ戻り地曳き網漁の作業、日中は事務作業と、超人並みのスケジュールを素晴らしいコンビネーションでこなします。

ちなみに、冬ごろから春先まで続く地曳き網漁では、脂がのったカタクチイワシが毎年たくさん獲れるのですが、今年はまだ少ないようです。

あと、忘れていけないのはアラカブのシーズン!冬の冷たい海で育ったアラカブの漁獲も、楽しみにしていてくださいね!

春、新年度の抱負


新年度がはじまる春には、6月におこなわれる瀬川漁協総会に向けて、船木さんと田川さんが協力して決算準備などに取りかかっています。

日々の業務に加え、昨年度の漁獲量、魚種など様々なデータをまとめあげる作業では、年々資料作成の量が増えているのだそう。

「いい意味で、前年度と変わることなく、おだやかに瀬川漁協の運営をおこなっていきたいです」と、船木さんが新年度の抱負を語ってくれました。



さいごに

これで瀬川漁協の発信が最後になります。みなさん、いつも応援してくださってありがとうございます。

西海市の豊かな海で獲れた魚、そして漁協のお仕事のことを、このブログを通じてみなさんに知ってもらえたら、そして楽しんでもらえたらいいなという思いで発信してきました。

少しでも漁業を身近に、そしてお魚に興味を持ってもらえたなら嬉しいです!

もしよかったら、気軽にぶらっと瀬川漁協へ立ち寄ってみてくださいね!