今年は当たり年!タコが豊漁!大瀬戸町漁協のゑべす蛸

皆さん、こんにちは! 大瀬戸町漁協です。すっかり夏模様の毎日ですね。

大瀬戸町漁協の、夏の暑さに負けないアツいニュースです!

今年はなんと、大瀬戸名物のタコが大豊漁です!

水揚げされたタコ、漁港
水揚げ直後のタコ、活きがいいです!

ここ数年タコの水揚げが減っていたのですが、今年はガッツリ復活しています!

タコ漁は例年4月末から始まります。

過去は1シーズンで100トン以上の水揚げがあったタコですが、ここ10年ほどは50~60トンあたりを推移していました。

今年は7月の現時点で昨年一年の水揚げ量を超え、54トンものタコが水揚げされています。今シーズン、このペースで水揚げが続けば70~80トンまで届くかもしれません。

水揚げ時の計量の様子、タコがたくさん入ったかごと計量器
タコの重さを測っています。

昔から大瀬戸町で伝統的に行われているタコ漁で、このように年ごとに漁獲高に差ができる原因はわかっていません。

ただ今年は長崎県全体でタコ漁が好調のようです。

昔ながらのタコつぼ漁と資源保護

大瀬戸町漁協では、昔ながらの素焼きのツボを使った伝統的な漁法でタコを捕獲しています。

素焼きのタコつぼ、黒いロープ、漁の道具。
素焼きのタコつぼ。

素焼きのタコつぼは蓋がなく、閉じ込められないためタコが一度入ってもそのあと出て行ってしまう可能性もあります。

しかし、この出入り自由なつぼだからこそ、タコの獲りすぎを防ぐことができます。

プラスチックの仕掛けで、タコが入ったら蓋を閉めて閉じ込めるタイプの漁法もあり、こちらの方が漁の効率は良いです。長崎の海域によって、プラスチックの仕掛けと陶器のタコつぼ漁を使い分けることになっています。

タコが長崎の海からいなくなってしまわないよう、漁法の工夫で水産資源保護を行っているのですね。

食感プリップリ!浜茹でゑべす蛸

そして、大瀬戸町漁協では加工場でタコの浜茹でを行っています。

加工場内の茹で窯。かごごとゆでられるタコ。

茹でタコのいいにおい……!

茹でた後は氷水でしっかり冷やします。

氷水で冷やされる茹でタコ。青い水槽。

きれいな赤い色に茹で上がりました。

五島灘の海でもまれたプリップリの食感と濃厚な旨味を存分にお楽しみいただけますよ!

大瀬戸町のゑべす蛸は、まさに海の幸です。

大瀬戸町漁港、タコ漁船が入ってくる様子、晴れた空と青い海
晴れて気持ちいい(暑いですが……)大瀬戸町漁協の夏の景色です。

大瀬戸町のゑべす蛸を味わってみませんか? ぷりぷりの刺身もいいし、味噌をつけたりお酢で和えたりといろいろな味わいが楽しめますよ。

今年の夏は豊漁のゑべす蛸に大注目です!!