カキ殼が漁礁に!?積み込み作業と水揚げと。

こんにちは、西彼町漁協です。
朝晩がだいぶ涼しくなり、日中も過ごしやすくなりましたね。

9月末日、この日はいろいろな仕事が重なりました。
カキ殼の積み込み作業と水揚げと、半年に一度の棚卸しです。

カキ殼が漁礁に!?

こちらは西彼町漁協の建物裏にある敷地です。カキ殼がぎっしり詰まった大きな丸カゴがたくさん置いてあります。その数なんと48個!

今回はこのカキ殼を20トントラックで運びます。行き先は対馬。

何に使うの?と疑問に思いますよね。じつは、このカキ殼は漁礁(魚の住処)に利用されています。普段、カキ殼は廃棄されてしまうものですが、浄化作用があって海にとてもいいのです。

以前お伝えしたナマコの放流でもカキ殼が使われています。覚えていますか?
カキ殼にナマコが良く付くからなんです。
(*過去記事はこちら「大村湾に稚ナマコを放流」)

漁礁は、鉄骨でやぐらを組んでこのカキ殼が入った大きなカゴも一緒に組み立てられるので、とてつもない巨大な建造物になり、水深13~19mの砂泥質の海底に設置されます。

漁礁のイメージ画像

この取り組みは国内のあちこちで行われていて、カキ殼の隙間に魚のエサとなる生物が培養されることや、それを食べにくる小型の魚介類が年間を通じて出入りすることで、いろいろな種類の魚が漁礁に集まってくるようになったという実績と研究報告も出ています。(参照:http://www.kaiyoh.co.jp/pdf/b_05.pdf)

捨てられていたカキ殼が、海の浄化や魚の住処になるなんて!カキ殼も大切な資源だということですね。

さてさて、ではこの大きなカゴをどうやってトラックに積み込むのでしょうか?

ご覧ください!フォークリフトの先の方にカゴの吊り紐を差し込み、颯爽とトラックへ運んで荷台へ乗せていきます。その作業、なんと1カゴ1分でどんどん積み込んでいきます!まさに匠の技!

こうして整然と積み重ねられたカキ殼たち。これから対馬へ向けて運ばれていきます!たくさん魚が集まる漁礁になるんだよ!

水揚げです!

朝一番、カキ殼の積み込み作業と平行して、港に漁船が入ってきました!早朝から漁に出た漁師さんが魚を水揚げします!

いろいろな種類の魚たち。この日は、バリ、シズ、アジ、カマス、モチウオ、エソなどが獲れました。

とれたての新鮮な魚たちはキラキラと輝いていました!

種類ごとに魚を分けてコンテナへ入れていきます。

左側の黄色いコンテナに入っているのはモチウオ。高級魚として市場に出ている魚で、干して食べるとおいしいです。多い時には白い発砲スチロールの箱に100箱になることも。

アジも美味しいです!煮付けや塩焼きはもちろん、とれたてのアジの刺身は格別ですよね!

分けられた魚は、1箱5kgになるように測って漁協へ納められます。こちらのオレンジのコンテナに入っているのはバリ(アイゴ)です。

バリはひれに毒があるので、刺されると腫れます。鮮度が落ちると独特の臭みがでるので、市場には流通しませんが、新鮮なうちに処理をすれば刺身やフライで食べるとおいしいです。

半年に一度の棚卸し

こちらは西彼町漁協の建物内にある「購買部」です。漁師さんはもちろん、一般のお客さんも利用できるようになっています。

でも、なかなか来る機会ってありませんよね?少し中を探検しましょう!

特殊な塗料や漁具などいろんな材料が揃っています。船、漁、釣りなど海に関すること全般を扱っており、ホームセンターにも置いてないような専門的なものがあります。

この日は、棚卸しのため購買部はお休みです。監事、職員の方たちがリストを片手に1つ1つ在庫を確認していきます。

小さいものから大きなものまで、その種類と数の多さに。。。なかなか根気がいる作業です。

どこに何があるのか、探しながらの作業。3 人がかりでしっかりと確認していきます!

いやいや、9月末日はいろいろな仕事が目白押しの1日でした。11月からはいよいよカキのシーズン到来!忙しくなりますよ!

以上、西彼町漁協でした。