恒例の二十日祭りとその裏側

みなさんこんにちは、瀬川漁協です。
異常な暑さが続いていましたが、ついに秋の気配が漂ってきました。束の間の過ごしやすさを感じながら、今日も頑張っていきましょう。
今年も恒例の『二十日祭り』が行われました。今回は、普段あまり語られることのないその裏側をご紹介したいと思います。厳かに、そして盛大に行われているご神事を裏で支える人たちの頑張りをご覧ください。

『二十日祭り』とは?

「二十日祭り」(はつかまつり)は、日本の各地で伝統的に行われる祭礼の一つです。この祭りは、旧暦の20日に行われることが多く、地域ごとに異なる風習や意味を持ちます。一般的には、収穫への感謝や家内安全、無病息災を祈願する目的で催され、神社や寺院を中心に神事や儀式が行われます。
私たちは、もちろん海の安全と豊漁を願ってえびすさまの元へと向かいます。

どんなことをするの?

まずは、早朝に地元にある4つの網元さんたちが、今年1年の網入れの順番を決めるくじ引きを行います。

厳正な抽選の結果、丸協網、菊地網、日宇網、伊東網という順番になりました。

網入れの順番が決まったらいよいよ準備に取りかかります。

そう、お餅の準備です。二十日祭りの最後を飾る餅まきのお餅を、これから手作りで作っていきます。

この日準備した餅米は30kg。

まずは蒸しあげて

お餅の元にして

小さなお餅を作っていきます。

それをお母さんたちが丸めていきます。

みなさんさすがに慣れた手つきで作業がどんどん進んでいきます。
30kg分のお餅をわずか数時間で仕上げてしまいました。
最近ではお餅を手作りする網元さんも減っています。手作りのお餅も貴重なものとなってきていますね。

最後に袋詰めして、お菓子も添えて完成です!

あとは餅まきの時間を待つばかり。
えびすさまへの奉納が終わった17時ごろから地元の皆さんを集めて餅まきが始まります。

いよいよ餅まき!

この日はずっと雨が降っていたのですが、餅まきの時間に合わせるかのように雨があがりました。人もどんどん集まってきて、いよいよ17時、餅まきの時間です。

数時間かけて作ったお餅でしたが、5分もかからずまき終わってしまいました。餅をまいた人も、拾った人も、そして作った人も、全員から笑顔が溢れる素晴らしい時間でしたよ。

最後に

あいにくの天気でしたが、今年も無事に二十日祭りを終える事ができました。普段表に出てこないたくさんの人たちのおかげで、このような行事が行われていることが少しでも皆さんに伝わればうれしいです。

ともかく、また1年間安全に、そして豊漁に期待したいですね。

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