秋はまだか?雨降りの大瀬戸町漁協

こんにちは! 大瀬戸町漁協です。暑い日が続いたと思ったら台風がやってくる、そんな10月ですね。穏やかな秋はまだ来ないのでしょうか……。

さて、大瀬戸町漁協ではこの季節も毎日たくさんの魚の水揚げがあります。この日は台風が来る前日。雨が降るか降らないか気になりますが、元気に魚を紹介していきましょう!

明日から雨!ということで

台風の影響で翌日から雨予報というこの日。まだギリギリ晴れのお天気です。

このシーズンは、アカムツやイトヨリを獲る延縄漁、ハタ類の一本釣り漁、イセエビの刺し網漁等の船が出ています。

漁師さんたちは明日からは時化(しけ)で漁に出られません。今日のうちにたくさん獲れるといいですね。

大瀬戸町漁協の水揚げ作業の様子、漁師さんと職員、魚を洗って箱詰めにする様子
水揚げ作業

では水揚げされた魚たちを見てみましょう。

アカムツの箱詰めされた様子
とても美味しいです!アカムツ

こちらはアカムツ(ノドグロ)。高級魚のアカムツは刺身にしても煮付けにしても最高です。氷で冷凍焼けしないよう、緑色の紙を敷いて身を保護しています。

クロムツの箱詰めされた様子、黒くて大きい
クロムツ

こちらは大きなクロムツです。目の迫力がすごいです。こちらも脂がのっていて美味しいですよ!

発泡スチロールの箱に入ったシマフグ6匹
シマフグ。体長30㎝くらいありそう

そしてシマフグ。ふぐちりや刺身など、幅広い食べ方ができます。調理にはフグ調理師免許が必要です。

沖アラカブを箱に入れる様子、赤くて目玉がまるい

こちらは沖アラカブ。アラカブは全国的にはカサゴと呼ばれていますが、長崎ではアラカブという通称で呼ばれます。

沿岸の岩場に棲むアラカブは少し黒っぽく小さい個体が多いですが、沖の方で釣れる沖アラカブは赤くて大きい! これより大きい個体も多いそうです。

台の上に置かれたヨロイタチウオ、細長い体
ヨロイタチウオ

番外編でちょっとめずらしいヨロイタチウオ。この辺では通称ヒゲダラと呼んでいます。ほとんど出回っていない魚で出荷はされませんが、漁師さんがフライにして食べたら身がふわふわで美味しかったそう。

釣り人の持ち込みも受けています

大瀬戸町漁協では、漁業者ではない一般の釣り人からも釣果の持ち込みを受け付けています(西海市内の漁協では大瀬戸町漁協のみ受け付け。他の漁協では受けていないのでご注意ください)。

この日も飛び込みでやってきた方から大きなハタを受けました。

カゴにはいったオオモンハタとアカハタ
黒いのはオオモンハタ、赤いのはアカハタ

一般からの荷受けは、このような流れとなっています。

1.漁協へ持ち込み、その場で伝票発行

2.漁協から長崎魚市へ出荷

3.魚市で計測・値付けされて販売

4.後日、持ち込み者へ代金支払い

西海市内は絶好の釣りスポットがたくさんあります。食べきれないほど大量に釣れたときは大瀬戸町漁協に持ち込んでみるのもいいかもしれませんね!

そして大雨が……

水揚げ作業をしているうちに、ぽつぽつと雨が降り出しました。

あっという間に大雨の土砂降りに! 

漁協の港に大雨が降る様子、大きな水滴
台風の影響で突然の大雨

その間も水揚げ作業は続きますよ。

アカアマダイ
アマダイ

アマダイ。赤いのと白いのがいて、こちらは赤いアカアマダイ。身に甘味があることからアマダイという名前になったとか。

レンコダイ

そしてレンコダイ。たくさん獲れました!

夕方、漁協にもつかの間の晴れ間が一瞬戻ってきました。

この台風が過ぎたらきっと秋本番ですね。