台風の影響は?対策は?
みなさんこんにちは、今週は瀬川漁協からお送りします。
「非常に勢力が強い台風」や「50年に一度」など、どのメディアでも取り上げられ、その被害や影響などが心配されていた台風9号と10号。
「台風は事前に備えることできるので対応しましょう!」と、周知されていたので、あちこちのお店や住宅の窓にテープが貼ってあるのを見かけました。
みなさんは台風の影響などはどうでしたか?
お家の瓦が飛んでしまったり、断水や停電になったご家庭もあり、復旧や片付けなど、大変だったのではないでしょうか。避難場所で過ごされた方もいらっしゃったと思います。
今回は、瀬川漁協が行なった台風対策などについてお話しをしたいと思います。
大きな内容としてはこちらの2つです!
1:瀬川漁協での台風対策
2:地域のみなさんの台風対策(瀬川漁協ができること)
1:瀬川漁協での台風対策
海のお仕事をしている漁協や漁師の皆さんは、まず「船」を守ることを優先しています。
では、瀬川漁協のみなさんはどのような対策を取ったのでしょうか?
瀬川漁協の船木さんにお話を伺いました!
船を守るための対策とは?
船木さんによると、瀬川漁協では5トン未満の船は堤防内に避難させたということでした。通常、水揚げ場となっている場所にも、使用できる限りの船を安全な堤防内に避難移動させて、避難が難しい船に関してはロープを使用し頑丈に養生していたそうです!
おおおおお、なるほど!こうやって係船していたのですね。
船も建物も無事でした!
ちなみに「被害などはありましたでしょうか…?」と伺ったところ、船木さんは「事前に避難対策を行ったので、船の転覆などの被害はありませんでした!」とおっしゃっていました。
す、素晴らしいです!
瀬川漁協と漁師さんの協力で非常に強い台風9号、10号から大事な船を守ることができたんですね。
船だけではなく、瀬川漁協の建物などの被害もなかったそうで、よかったです!
2:地域のみなさんの台風対策(瀬川漁協ができること)
地域の台風対策に瀬川漁協ができることって?
と思われる方は多いと思います。
実は、私も雨風が酷くなる前に、瀬川漁協であるサービスを利用させていただいた一人なんです。
誰もが、今回の台風は非常に強いので、停電や断水が発生する可能性がある…と、覚悟していたと思います。
実際に、断水対策として出来る限りの生活用水を準備したり、停電対策で懐中電灯やモバイルバッテリーなどを準備していた方も多いでしょう。
地域の方が利用できる瀬川漁協のサービスとは?
停電してしまった時に一番困るのは「冷蔵庫の中身」の一時保存や、暑さ対策ですよね。そんな時に「氷」は災害時にとても助かるアイテム!
瀬川漁協には「夏場はこんなお仕事しています」でもご紹介した、あのでっかい製氷機があります。
そうなんです!万が一停電した場合の対策として、前もって漁協で「氷」を購入する方が多いのです。
漁協の氷は、冷やすための氷なので飲食には使用できませんが、冷蔵庫の中身が痛まない様に使ったり、暑さ対策でちょっと体を冷やすために使う方がいらっしゃいます。
ただ、ここには欠点もあります…
漁協にある大きな大きな製氷機も、電気を使用しているということ。
台風10号では停電を免れましたが、その前に接近した台風9号の際には、瀬川漁協付近が停電になり、1日ほど「氷」の販売が出来なかったそうです。
「地域の方が困っているときに利用不可になってしまったのは非常に申し訳なかった…」と船木さんはおっしゃっていました。
ですが、災害時に備えられるという点で、とてもありがたいです!
製氷機の使い方
瀬川漁協にある大きい製氷機の使い方をご紹介します!
「氷」が必要な時は、ぜひ利用してみてください。
漁協って海やお魚のことだけではなく、こうやって災害時にも地域の皆さんの支えになっているんですね!
今週の瀬川漁協からは以上です!