カキの出荷準備とナマコの集荷

こんにちは、西彼町漁協です!年末年始は皆さんいかがお過ごしでしたか?
1月初旬を過ぎて、冬本番の厳しい冷え込みが続いていますが、大村湾の海の恵みは元気いっぱいに育っています。今回は、1月の西彼町漁協の様子をご紹介します!

西彼町漁協から直送!新鮮なカキを宮崎県で販売

1月のある日。西彼町漁協ではカキの袋詰め作業が急ピッチで進められていました!宮崎県西都市の直売所で開催されるカキの即売会に向けて、組合員さんが手際よく1kgずつカキを袋に詰めていました。1回目の分で2トンのカキを用意します!

フォークリフトで倉庫に運ばれたコンテナいっぱいのカキは、次々と出荷準備が整っていきます。

今年で12年目を迎える西都市でのカキの直売会。今回は1月から3月まで、合計10回行います。毎回、たくさんのお客様にお越しただき、「今年のカキ、楽しみにしてます!」という声や、長い列に並んで待っているお客様の姿を見ると、本当に嬉しくなります!

じつは、周辺には海がなく、カキを食べる習慣があまりなかった西都市ですが、直売所のスタッフさんや地域のみなさんが、カキの生産者である漁協の組合員さんと直接話をすることで、カキへの理解が深まり、認知度もアップ! それが、直売会を大盛況に導いているんです。

これからも、西都市の皆さんに新鮮で美味しいカキをお届けできることが楽しみでなりません。

黒ナマコの集荷状況

続いて、黒ナマコの集荷状況をご紹介します。西彼町漁協では毎週木曜日にナマコの集荷を行っており、漁師さんが桁引きで収穫したナマコを漁協へ持ち込んで、その重さを計測します。

年末はナマコの漁獲が少なくて大変でしたが、寒くなってからようやくナマコが獲れ始めました。ただ、昔に比べると漁獲量は減少しているのが現実です。

今回は、持ち込まれたナマコは合わせて30kgでした。昔は黒ナマコは駆除の対象だったのが、近年は乾燥させた食材として中国への輸出が増えたことで価値がつくようになり、漁獲されるようになりました。

ちなみに、ナマコの食感は、黒ナマコ → 青ナマコ → 赤ナマコの順に柔らかくなります。200g程度のサイズは食べやすく、大きいものは少し固めなので食感を楽しみたい方に向いています。お好みに合わせてお楽しみください!

気になる!三倍体カキの成長

10月30日の配布会でカゴに入れたカキ

昨年から取り組んでいる三倍体カキの養殖は、おかげさまで順調に成長しています。三倍体カキは通常のカキよりも成長が早く、より大粒のカキを育てることができるのが特徴ですが、その成長の早さを目の当たりにして驚いてます!

2ヶ月ちょっとで約5cm程度に成長

前回カゴに入れたカキ種が、もうこんなに大きくなってます!そろそろ、この大きい塊になったカキを、バラバラにして分ようか、カゴを替えようかと考えています。

この三倍体カキの養殖は、漁業の未来を切り開く取り組みとして、非常に大きな期待が寄せられています。次のシーズンには、三倍体カキを出荷予定ですので、みなさんどうぞご期待ください!