春から夏へ!快適タコマンション
こんにちは! 大瀬戸町漁協です。梅雨の季節ながらすでに夏を感じさせる明るい日差しの毎日です。
今年もタコのシーズン!ところで水槽に入っているコレは何?
しばらくしけが続いていた後にやっと風が穏やかになったある日。お昼過ぎになって大瀬戸町漁協の桟橋にタコ漁船が帰ってきました。
さっそくタコの水揚げです。船の水槽を開けてみるとたくさんのタコが!
ところで、この水槽に入っている木のすのこ、何だと思いますか?
実はこれ、水槽の中でタコたちが快適に過ごせるように入れている、いわば「タコマンション」です。
こうやって水槽内に小部屋をたくさん作ることで、タコたちがばらばらに入って落ち着くことができます。
小部屋がないと、タコ同士が絡まったり団子状態になって死んでしまったりします。タコマンションはそうなるのを防いでくれるので、タコたちのストレスの少ない状態で運ぶことができるのです。
すのこではなく柴を入れる漁師さんもいます。こちらは自然の柴で、枝のすきまで部屋を作っているのですね。
タコの水揚げ!
今年も活きのいい大きなタコが揚がっています!
大瀬戸町漁協名物のタコ、急な潮流れでもまれて身のしまったぷりぷりのゑべす蛸です。
カゴからすぐに逃げ出そうとする元気なタコたち。タコマンションのおかげで快適な船旅だったのでしょう。
陸では、タコ漁師の奥様方がタコのワタ抜きの準備中。きれいにバケツを洗っています。
アカムツ(ノドグロ)水揚げ
タコ以外にも、たくさんの魚が水揚げされます。こちらはアカムツ(ノドグロ)。
大きいものは体長30センチほどもあります。
殺菌海水で洗ってすぐに氷で冷やされ、箱詰めされます。
アカムツは高級魚で、脂がのって味わい深く、とっても美味しいんですよ!
近年アカムツ漁をする漁師さんが増えています。新しい大瀬戸町名物になるかという期待がされています。
ただ、漁師さんにとっては深夜に出発して午後に帰ってくるという長丁場の漁になるので大変だそうです。
たくさんの魚たち。珍しい魚もいました
こちらはアカアマダイ。料亭で焼き物や蒸し物になる高級魚です。
今日は大瀬戸町漁協ではあまり見ない、めずらしい魚も揚がりました。
こちらはヒゲダラという通称で呼ばれていますが、正式にはヨロイタチウオという魚です。
身の水分が多くふわふわで、こちらも美味しい魚ですよ。
こちらもあまり普段は見ることのないミズガレイです。
午後いっぱい、帰港する漁船で漁協は大忙しです。
そしてタコシーズンはこれから佳境に入ります!