梅雨の晴れ間に船のお手入れ
みなさん、こんにちは!西海大崎漁協です。
梅雨入りしてジメジメした日が続いたかと思っていたら、梅雨明けしたのかと思うほど天気のいい日が続いています。湿度も高く日差しも強いので、体調管理には十分に気をつけましょう。
さて、西海大崎漁協では、定期的に漁師さんたちが船の掃除を行なっています。
今回、梅雨の晴れ間に船のお手入れをするということで、船底掃除の様子を見せていただきました!
船を上げる前の前準備
西海大崎漁協職員の中澤さんが、船を上げる前に船の大きさに合わせて台の長さを調整します。
短かった台が長くなりました!
西海大崎漁協には、船を置く台が2種類あります。
こちらは船の底が平らなタイプのものに使用する台。
こちらは船の底がVの字になっているものに使用する台。
船の底のタイプに合わせて使い分けをしています。
船を陸へ上げます!
いよいよ船を上げていきます!
中澤さんと漁師さんが声を掛け合い、船の横に立っているポールを目印に船の下にある台に乗せていきます。
漁師さんは船の上で少しずつ微調整をしながら、ポールに紐を結びつけて固定します。中澤さんの誘導に漁師さんも前、後ろと調整に大忙しです。
船を引き上げるにはこちらの巻き上げ機を使用。
中澤さんの手元のスイッチで操作して、ワイヤーを巻き上げていきます。
船底が見えました!
すごく大変で危険な作業ですが、ベテラン同士の素晴らしいコンビネーションでとてもスムーズに進みました。
海の上からは見えませんでしたが、上がってきた船底には藻やフジツボなどがたくさんついています。
きれいに洗浄していきます!
高圧洗浄機を使って全体の汚れを落とします。
落としきれないプロペラ付近の頑固な汚れは、ヘラで擦ったり、サンダーで削り、念入りにきれいにしていきます。
洗浄後、汚れがなくなりきれいになりました!
洗浄後は塗装します!
専門の業者さんが作業されるのかと思いきや、漁師さん自ら塗装作業を行います。
汚れを落として乾いた後は、専用の塗料を塗っていきます。
塗装をすることで塗料が少しずつ溶け出し、汚れも一緒に流れ、綺麗な状態を保つことができたり、スクリュー周りをきれいにすることで水の抵抗が少なくなり船の燃費が良くなるなど、船にとって大事なメンテナンスの一つです。
見違えるほどに船底がきれいになりました!
塗装が乾いたら、再び中澤さんと漁師さんが協力してゆっくりと船を海へ降ろします。
これにて今回の船のお手入れは完了です!
年に数回行われる船底掃除
年に1回〜数回行われる船底掃除では、他にも機関室の掃除、オイル量の確認、ワックスがけなどをして船のお手入れをします。
また、船に塩を盛って置いたり、御神酒を上げたり、神社でお守りを買うなどして、海上での安全祈願をしている漁師さんもいるそうです。
以上、西海大崎漁協から船底掃除の様子をお伝えしました!
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