大瀬戸の冬のある日の魚たち

こんにちは! 大瀬戸町漁協です。冬もたくさんの魚が揚がっていますよ!

大瀬戸町漁協の生け簀、漁港

生け簀をのぞき込んでみたら、いろいろな魚がいます。今日は何がいるのでしょうか?

節分、ひな祭りと和食の機会が増えるこの季節、美味しい魚が食べたい!と思っている皆さんに、今回は冬シーズンに捕れる魚をご紹介します。

ブリ、ヒラス

生け簀を泳ぐブリとヒラス

生け簀の中を大きなヒラスとブリが泳いでいます。見た目がとても似ているので泳いでいる姿を見わけるのは難しいのですが、上から見て身幅がやや薄めなのがヒラスです(現場では、口の形の違いで見分けています)。

出世魚のブリは、大きさによって呼び名が変わります。「ブリ」は一番大きいサイズ群の呼び名です。春の産卵期を前にたくさん餌を食べて栄養を蓄えたこの時期のブリ、脂がのっていてとても美味しいです。

刺身にしゃぶしゃぶ、焼き物に鍋など、冬にみんなで囲むあたたかい食卓にぴったりですね。

ヒラメ

茶色いヒラメ、台の上で漁協職員が札をつけている様子

ヒラメはその名の通り平べったい体をしていて、海底に張り付くように寝た状態で生息しています。

でも実は、生まれたときは他の魚と同じように左右対称に目が付き、普通の魚と同じく立った状態で泳いでいます。成長するにつれてだんだんと目が左に寄って行って、体の左側に完全に移動し、この形になるそう。

「左ヒラメに、右カレイ」と言われるように、ヒラメはなぜか「左側」に目が寄るのです。不思議な魚ですね。

アオリイカ(水イカ)

生け簀の水色のカゴにアオリイカが8匹程度入っている、泳ぐアオリイカの様子

アオリイカは長崎では「水イカ」と呼ばれています。

動きは素早く、敵から身を隠すためか体の色をさっと変えることができます。この写真のように赤黒っぽい色の時は緊張しているときだそう。海の中では透明に近くなります。

肉厚で甘みのあるアオリイカは刺身が最高です!

アカハタ

こちらは鮮やかな赤い体のアカハタです。うっすらと縞模様があり、白い斑点模様が特徴です。

大きいものでは体長30㎝ほどになります。

台の上に置かれたアカハタ3匹

アカハタは皮のところにゼラチン質の層があります。そのため、煮付けにすると皮がプルプルしてとても美味しいですよ。

マダイ

マダイは一年を通して揚がる魚種ですが、この日も大きいマダイが揚がりました。このマダイは体長30~40㎝くらいで、もっと大きいものは80㎝ほどにもなります。

刺身にしてよし、煮てよし焼いてよしのオールマイティなマダイです。甘辛のショウガ煮なんてたまりませんよね!

天然の恵みをていねいに

大瀬戸町漁協で扱う魚は100%が天然ものです。そして、活かせる魚はなるべく活かして届ける方針です。

生け簀を泳ぐブリ

今回ご紹介した魚たちは釣られた後に活きたまま船で港まで運ばれてきて、船の水槽から生け簀に入れられます。

これらの魚を〆るのは出荷直前。活きたまま出荷されていく魚もいます。

新鮮な魚をぜひお楽しみください!

大瀬戸町漁協では職員募集中です!

オールシーズン通して多種多様な魚が揚がる大瀬戸町漁協では、新規職員を募集しています。

船から魚を揚げる漁協職員

未経験でもOK、まずは軽くお話を聞くだけでも大丈夫です。服装髪型自由。魚や釣りが好きな人なら大歓迎! 大瀬戸町漁協までお気軽にお問い合わせください。

お問合せ先: 大瀬戸町漁業協同組合 電話番号0959-22-0039