西海大崎漁協 中澤さんのとある1日

みなさん、こんにちは。西海大崎漁協です!
例年だと青物類の冬の魚がたくさん獲れている時期ですが、まだまだ不漁が続いている西海大崎漁協です。
このような状況ではありますが天候が悪い日や大潮の日を除いて、ほぼ毎日定置網漁に出ている漁師さんたちが、獲れたての新鮮な魚を持ってきてくれています。

本日は、西海大崎漁協職員の中澤さんのとある1日をご紹介したいと思います。

近くのお店へ魚の配達、買い付けに来た方への対応

中澤さんは出勤してまず最初に、近くの飲食店やスーパーへの魚の配達をします。
配達から戻ると、買い付けにきた方のために、魚の神経締め等の処理をして魚をお渡しするなどの対応をします。

お昼近くになると、定置網漁に出ていた漁師さんたちが続々と獲れた魚を持ってきます。

中澤さんは、桟橋で船から魚を降ろす水揚げの対応をします。
フォークリフトで魚が入ったコンテナを運びます。

コンテナを屋内へ運び、魚を種類別、サイズ別に素早く仕分けます。
中澤さんが流れるような手捌きで、瞬時に魚のサイズや種類を判別して箱に分けていく様子はまさに職人技。思わず目が釘付けになってしまうほどです。

この日は、主にアジ、そしてイカが水揚げされていました。
イカは箱にギリギリ収まるほどの大きさで、アジは小さいものから少し大きいものまで獲れていました。

他にもヒラスが数匹、タイやサワラなども獲れていましたよ!

この日は、3隻分の魚だったのですが、以前は1人の漁師さんで獲れていた量だったそうで、不漁の現実が伺えます。

箱詰め作業です。
箱に魚を入れて透明のシートを敷き、上に氷を敷き詰めて魚の鮮度を保ちます。

氷を入れる作業が終わると、トラックに積み込みます。

積み込み作業が終わって、1日の仕事が完了!と思いきや、
日付が変わった頃に、中澤さんは再び出勤します。

夜中に魚を持ってくる漁師さんへの対応や、長崎の魚市場へ魚を運ぶ準備をします。
漁師さんから前もって預かっている魚や、ヒラメなどの根魚類などを活かしたまま運ぶため、水槽に入れてトラックへ積み込んでから魚市場へ。

このように、中澤さんは午前中に配達や水揚げの作業、買い付けや購入に来た方への対応、曜日によって、夜中に魚市場へ魚を運び、漁協に戻って午前中までの勤務があったり、魚をすくう網の修理や水槽の掃除など、魚たちを扱う環境を整える仕事をしています。

今日も漁師さんたちが獲ってきた魚はこうやって魚市場へ運ばれ、みなさんの元へ届きます。これからもおいしいお魚をたくさん食べてくださいね!