冬も元気にタコをゆでる!

こんにちは! 寒さも本番の季節ですね。今年もどうぞよろしくお願いします!

冬もタコがあるよ!

大瀬戸町漁協では、冬の時期タコ漁はしていませんが、夏場に捕れた活きのいいタコを冷凍で出荷しています。

昨年できた新しい加工場で、この季節も出荷直前にゆでる作業を行っています。

大瀬戸町漁協の加工場の外観、発泡スチロールの箱を運んで積んでいる

ゆでたての美味しさを届けるために

まずは冷凍庫からタコを取りだして加工所に運びます。ぬめり取りを行ってから冷凍したまだ生の状態のタコです。

流水解凍します。生のタコは溶けにくく、全て解凍するのに1時間半ほどかかります。

解凍された生のタコ、うすい茶色っぽい色をしている
解凍されたタコ

その後、ミョウバンを入れて洗ってから大きな釜で茹でます。

大きな釜に湯を沸かします。温度はきちんと温度計で測って管理します。

タコをカゴにいれ、釜に投入します。

時折ひっくり返すようにまぜ、均等に熱を伝えていきます。ぐつぐつとゆでられたタコがみるみるきれいな赤い色になっていきます。

いいにおいですよ~。

所定の時間ゆでたら、時間通りに引き上げます。この温度と時間をしっかり決めることで、安定した歯ごたえとおいしさを守っているのですね!

茹で上がったら水で冷やします。冷やしながらいったんお昼休憩です。

茹で上がったタコを水で冷やしている様子

出荷準備をします

粗熱が取れたら、大きさやきれいさ(足が千切れていないか、吸盤がとれていないか等)を選別します。このときのタコはゆでたてのぷりんぷりんの触感で本当においしそう……!

粗熱がとれたタコ、おいしそうなタコ

出荷する際には、大きさをなるべくそろえて一つの箱に入れます。

なるべく粒がそろうよう、タコを選んで詰めていきます。

茹で上がったタコを選んで箱に詰めていく

一箱に決められた量を詰め、箱の計量を行って確認します。箱ごとに重さの差が出ないようにするためです。ベテランの奥様方は目分量で詰めてもピッタリ。お上手です。詰め直す場合は、タコの大きさをみながら調節します。

計量作業の様子
計量している様子

計量を終えた箱がどんどん加工場に積み上がります。

計量確認を終えたあと再び凍らせておくため、これらを冷凍庫に運びます。

加工場から冷凍庫へ運ぶ様子

冷凍庫の中では、箱をそのまま積んでおくのではなくちょっとひと手間。

箱の蓋をちょっと開けてずらして重ねます。

冷凍庫の中で少しすき間をあけて積んでいる様子

少し箱にすき間を開け、早く冷気が行きわたるようにします。

これで冬のゆで上げ作業は完了です。

こうしてゆでたての美味しさを閉じ込め、おいしいタコを冬の間も皆さんにお届けしています。