タコ加工場を増築しました♪
大瀬戸町漁協の敷地内に、大瀬戸名産のゑべす蛸の加工場が併設されています。
春夏のタコシーズンには、ここで毎日獲れたてのタコを洗い、茹でています。
獲れたてのタコをすぐに加工できるため、新鮮な状態でパックまでできるのが強みの大瀬戸漁協タコ加工場ですが、この度、増築と設備増設を行いました!
以前の加工場はというと、こんな様子。
右側の白くて丸い機械はぐるぐる回りながらタコを洗ってぬめりを取る機械で、加工場の中でもそれなりに場所を占めています。その横はすぐ壁なので、全体的にちょっと手狭かな?という感じでした。
新しい加工場はこんな感じ!
加工所の中は水色と緑色にきれいに塗り直され、明るい雰囲気に。
ぬめり取り機が小さく見えるほど、ひろびろとしていますね。
以前の加工場の約2倍ほどの広さになりました。奥には6畳の休憩室もついています。
設備の配置はまだこれからですが、5月にタコシーズンが本格化してくる頃には稼働開始予定です。
タコの加工工程は、「洗う・茹でる・冷やす」!
タコの加工は、以下の手順で行われます。
1.水揚げしたタコのハラワタを抜く
2.タコを洗ってぬめりを取る
3.大きさによって選別
4.茹でる
5.カット・パック・冷凍
ハラワタ抜きは、水揚げ直後に加工場の外で大量の水で洗いながら行われます。一つ一つ手で処理するためけっこう時間がかかるので、水揚げした日はここまで。
ハラワタを抜いたタコは冷蔵庫で冷やされ、翌日から加工場でぬめり取りが始まります。
ぬめり取り機も増えました!
こちらは新しく入ったぬめり取り機。
左側にあるスイッチを入れると、この丸いタンクがぐるぐる回り、まるで洗濯機のようにタコのぬめりを取ってくれます。
気になるタンクの中ものぞいてみましょう。
ぬめり取り機という名前から想像すると凸凹がついていそうな感じですが、意外にもシンプル。タコがたくさん入りそうです。ここに塩を入れて一度タコをもみ、その後塩水を入れてタコをしっかり洗います。
タコ茹で機も2倍に!
ぬめりを取ったタコは選別を行ってカゴごとに分け、その後は茹でられます。
そしてこちらがタコ茹で用の大きな茹で機。お風呂のようです。
今までは一つだけだったのが、二つになって茹でる効率も2倍にアップ!
以前の茹で機はこんな感じでした。
当たり前ですが茹でるのには熱湯を使うため、特に夏場はなかなかキツイ作業です。新しい加工場には大きな空調機もついているため、少しは楽になるかな? ……と現場職員は期待をしています。頼んだぞ、新しいエアコン!笑
これからも変わらずゑべす蛸のおいしさを届けるために
昨シーズンまでは1日に400kgほどのタコの加工を行っていましたが、今シーズンからはこの新しい加工場で増産する予定です。
新しい設備でもゑべす蛸の変わらぬおいしさを作り続けられるよう、細かく機材の最終調整を行ってから稼働に入ります。
おまけのニュース♪
今年は久々にアワビが獲れました!
大瀬戸町漁協では、めったに獲れないアワビ。毎年アワビの稚貝投入もしていますが、実際は何年に一度しか獲れません。
今年は何か良いこと、あるかも!?