鮮度を保つ、漁協ルーティン!鮮魚水揚げから出荷まで!

こんにちは! 大瀬戸町漁協です。

日の暖かさの中に寒さも感じる今日この頃、大瀬戸町漁協ではイトヨリ、アマダイ、レンコダイといった秋の魚が毎日たくさん揚がっていますよ。

今日はその水揚げ後の漁協でのお仕事をご紹介します。このルーティンの中に、魚をおいしく届ける工夫がいくつも隠れていますよ!

おいしい魚の秘密に迫れ!!

さあ、現場作業開始!

11月のこの時期は、主に午後夕方近くなってから漁船が帰ってきます。

漁協の港に船が着岸した様子
港に着く船

港に船が着きました。ここからルーティンの始まりです!

1.魚を受けます

漁師さんの船から、魚を受け取ります。

船から出されたばかりの、たくさんの魚が入ったカゴが港に置かれている

クエなどの大きなものは持ち上げるのもひと苦労。

クエの入ったカゴを4人がかりで持ち上げる様子

受けた魚は、まず重さや箱数を計量して漁師さんに伝票を渡します。

それと並行して即座に、魚を新鮮なまま保存するための作業が行われます。

2.新鮮さを保存!生け簀のケース

生け簀に入れて保存する魚は、いったん台に置き、漁師さんごとの数字が書かれた札をつけます。台の上にはスポンジが敷いてあって魚が傷つかないようになっています。

活魚の札付けの様子
スポンジの敷いてある台の上で魚がとびはねる
札をつけるための台。札をつけたら目の前の生け簀に入れます。

計量してからすぐに生け簀へドボン!!

泡がぶくぶくしている生け簀の様子

生け簀の中は殺菌された海水と、常に新鮮な空気が供給されていますよ。

3.新鮮さを保存!箱詰めのケース

イトヨリやレンコダイなどの比較的小さな魚はすぐ箱詰め作業にはいります。

台上で殺菌海水を流して魚を洗う

殺菌海水を流しながら大きさを選別し、ぴっちり並べていきます。

その後すぐに氷で冷やして鮮度が落ちないようにします。氷をかぶせる前にパーチという透明シートをかぶせて魚を保護。

ルーティン作業がしやすいよう、大量の氷の入ったタンクがスタンバイ。氷を入れて箱詰め完了。

氷を入れた箱

短時間に集中して船が着くため、魚の箱がどんどん積み重なります。

魚たちは出荷先ごとにパレット(台座)が分けられています。後で運ぶときにわかりやすいようにしています。

4.出荷まで冷蔵庫へ!ノンストップ

このパレットをまとめて冷蔵庫に運びます。大きな冷蔵庫(冷蔵室)の扉にも工夫が。

パレットを積んだフォークリフトが冷蔵庫に入る様子
扉が開くと同時にスムーズに入庫するフォークリフト。

扉の前でひもを引くと扉が開く仕組みになっています。ちょうどよい場所に調節されたこのひもの仕組みにより、パレットを持ち上げてからノンストップで冷蔵庫へ!

こうして出荷を待ちます。

5.いざ、出荷の時!

こうして保存された魚たちは、魚市の開始に合わせて早朝に漁協を出発します。

漁協に直接買い付けされたものは、夕方に出荷することも。

指定のパレットをトラックに積み込みます。こちらもスピーディー。

トラックに積み込む様子

大瀬戸の魚たちの旅立ちの時!

ここまで、一つ一つの作業がとてもスピーディーに行われます。この速さが新鮮さのコツ、そしておいしさの秘密なのですね。

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大瀬戸町漁協もこれに続く次なる新商品が来る!? 新情報が入りしだい、お届けします♪