水イカさん、こんにちは

皆さん、こんにちは。
今週は瀬川漁協から発信します!

吹く風が冷たく感じ、さらに秋の深まりを感じるこの季節。
瀬川漁協の生簀には、水イカが泳いでいます。

水イカとは?

標準和名は「アオリイカ」といいます。大型で幅が広いひれの形と色が障泥(あおり)と呼ばれる泥除けの馬具に似ていることから、漢字では「障泥烏賊」と書きます。

全国各地でいろいろな呼び名がありますが、九州地方では透明感のある色合いから「水イカ」と呼ばれるようになったようです。

ヤリイカ科アオリイカ属に属するイカの一種で、胴の長さは約40〜45センチ、大きいものでは50センチ以上、重さは6キログラム以上になるものもあるんですよ!

ご覧ください、生簀の中でひらひらと泳いでいるこの優雅な姿を!
旬は夏と言われるところもありますが、水イカは一年中楽しむことができます。

生簀から水イカを取り出します

今回は、水イカが生簀から食卓へ上がるまでの様子をご紹介します。

まず、イカ墨の攻撃を受けないように慎重に取り出します!

新鮮なイカを、その場で活き締めします。

そうすることで、新鮮な状態を保つことができ、イカ墨攻撃を受けずに済みます!

専用の道具を使って、目と目の間をコツン!と叩くと…

なんということでしょう!

パッと一瞬で、透き通るきれいな水イカに変化しました。

コンサートなどで芸能人が早着替えするように、全身の色の変化は本当に一瞬の出来事です!

イカは緊張すると、胴体の色が黒や赤っぽくなるそうです。海の中では透明感がある水イカは、生簀から取り出されたことで緊張して胴体の色が黒っぽくなり、活き締めによって一瞬で緊張が解かれたのでしょうね。

水イカを捌いてみましょう!

この日はお天気がよかったのもあり、漁協前で豪快に捌いてみました。

スーッと胴体に切れ目を入れて

ゲソ(足の部分)を引っ張り出して、内臓を取り除きます。

さて、突然ですが問題です!
コロンと転がったこれはなんでしょう?

これは水イカの「クチバシ」と呼ばれる部分です。
ゲソの付け根にあり、この部分から海水を吹き出して前に進みます。
トンビのクチバシに似ていることから「イカトンビ」と呼んでいる地域もありますよ。
もちろん食べることができます。
一杯の水イカから一個しか取れない、硬いクチバシ部分を取り除く手間などからとても貴重な部分と言われてます。

では、第2問!
このエメラルドグリーンに輝く袋はなんでしょうか?

皆さんも一度は食べたことがあるかもしれません。
イカ墨パスタなどで使われる、そう、イカ墨の袋です。
袋は破れやすく、大惨事になりかねないので取り扱いには十分に気をつけてくださいね。

新鮮な水イカは最高においしい!

とれたての水イカは、やっぱり新鮮なうちに刺身としていただくのが一番!
甘くてとってもおいしかったです!

胴体は刺身で。
つるっとした舌触りとやわらかさに、うっとりするほどの甘みがたまりません。

ゲソはさっと下茹でして。プリプリっとした食感と弾力が最高!
醤油マヨネーズに七味を混ぜて付けて食べるのもおすすめですよ!

水イカの耳と呼ばれる部分です。
コリコリとした食感がたまらなく美味しいです。

さて今回は、生簀から取り上げて食卓に並ぶまでの水イカをご紹介しました。
みなさんもいかがですか?
こうやって、旬のものを新鮮な状態で食べられるって贅沢だと思いませんか?

これを体験できる西海市、やっぱり最高です!
ということで、新鮮なお魚を食べたいと思われたら
各漁協でお買い物していただくもよし!
西海市内のお店で食べていただくもよし!
毎月最後の土曜日に土曜朝市に行くのもよし!

西海市でとれる新鮮な魚介類を堪能してくださいね!

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