大瀬戸の夏の魚、大集合!

大瀬戸町漁協の魚たち

こんにちは!
夏、大瀬戸町漁協は旬の魚がたくさん揚がり大忙しの毎日です。
今日はどんな魚たちがいるのか、見てみましょう!

一先(イサキ)が大漁

イサキの生け簀

生け簀には、朝のうちに揚がった一先がたくさん泳いでいます。
大きなものは800g程度あります。
なかなかの迫力……!

イサキの生け簀の様子

一先の漁は夜から朝にかけて行われます。
水中灯をつけて一先のエサとなる小さな魚をおびきよせ、そこに集まってきたところを一本釣りする「夜焚き漁」という漁法です。
ただ満月の明るい夜は、明かりのおびきよせ効果が無くて釣れなくなってしまうそう。

漁船は朝方に港に帰ってきて、早朝5~6時から漁協で荷受けします。

大きなものは生け簀に移し、小さなものは活け締めと神経抜きをして箱詰めします。
多いときは1000匹以上獲れる日も。朝は大忙しです……!

イサキがパックされた箱

大瀬戸町漁協から出荷される一先は、一匹ずつ計量して同じ大きさのものに分けて箱詰めされます。

出荷する先の市場によって、一箱に詰めるkg数や入数が指定されているそうで、漁協職員が各所の指定に合わせて詰めています。

大瀬戸産の一先はブランドもの!
「せと一先」という名称から、「西海一先」というブランドに生まれ変わりました。
このシールも、順次入れ替えになりますよ!

箱詰めされたイサキ

ブランド一先は、身が氷焼けしないように「パーチ」と呼ばれる透明なカバーをかぶせてから氷を載せて保存します。
美味しさ、美しさを保つための細やかな工夫がされています。

塩焼きや、刺身、煮つけで美味しくいただける一先。
大瀬戸町漁協から長崎魚市場だけでなく、福岡方面や東京へも出荷されていきます。

タコが揚がった!

朝からお昼にかけて、タコの漁に出ます。
この日、お昼過ぎに漁協に船が戻ってきました。

桟橋で、タコを出しています。

タコを出しているところ

大瀬戸産の大きいタコ。1匹2~2.5kgくらいはあります。

タコの迫力がすごいです。動画でご覧ください!

スキあらば逃げ出そうとするタコたちを氷締めの水槽に入れていきます。

タコの氷締め

マダイにアカハタ、カンパチも!

小さな生け簀の中

夏は、たくさんの魚が旬を迎えます。
赤い色をしているのはアカハタ。
大きくて、目の上が青く光って見えるのがマダイです。

マダイ

下の写真の、黒っぽくて体に漢字の「八」の字が見えるのがカンパチです。
「カンパチ」はこの模様からついた名前です。

カンパチ

全て天然物です!

真っ赤でトゲトゲ、アラカブ

冷蔵庫の中には、鮮やかなアラカブもいます。

アラカブ


揚げ物、煮物、お味噌汁なんて絶品ですよね!

キレイな太刀魚

高級魚の太刀魚も大瀬戸で揚がります。
その名の通り、日本刀のような形ときらめきを持つ太刀魚。

太刀魚

長い! そして身がキレイですね。
1箱で1万円するときもあるそうです。

暑い夏も、旬の美味しい魚を食べて元気に過ごしましょう!