気分は紅葉狩り!大瀬戸町漁協の赤い魚特集
こんにちは! こちらは秋まっさかりの大瀬戸町漁協です。朝晩は海からの風で寒さを感じるようになってきました。
先日、西海市の4漁協が集まった朝市が開催されましたね! 美味しい魚と楽しいイベント、皆さん楽しんでいただけたでしょうか?
さて今日は”真っ赤な秋”を漁協で感じられる、赤い魚の大特集をお届けします。
最初はイトヨリ!これから旬です
秋の大瀬戸町漁協にいる赤い魚といえば! イトヨリです!
午後3時半頃、延縄漁船が帰ってきました。漁師さんがたくさんのイトヨリをカゴに移しています。
イトヨリは、秋から冬にかけてよく獲れる魚。正式名称は「イトヨリダイ」で鯛の仲間です。
淡白な白身魚でとっても美味しいのですが、外見の美しさでも食卓を彩ってくれます。
赤い体に黄色い線。身から尾びれまで伸びるこの黄色い線が特徴です。
この線が金色の糸のように見えることから「イトヨリ」と名前がついたそうです(所説あります)。本当にきれいですね!
皮そのものの味わいも良いので、キノコを添えた蒸し料理やポワレなどにすると、季節感と彩のあるメニューになりますよ。
お次はレンコ鯛にウッカリカサゴ
大瀬戸町漁協では、延縄漁による釣りものの魚が多く揚がります。魚同士網でこすられないので、とてもきれいな状態です。箱詰めしているところを見てみましょう!
イトヨリといっしょに揚がったレンコ鯛。こちらも20㎝はあろうかという大物。縦に平べったい体が特徴です。
こちらはカサゴとよく似た、ウッカリカサゴです。「ウッカリ、カサゴと間違えてしまう」という由来の面白ネームですが、これが正式な標準和名なのですよ! 脂ののった身はとても美味しく、刺身や煮付けにおすすめの魚です。
穏やかで落ち着いた赤に、元気が出てくるような明るい赤。なんだか紅葉を見ている気分になってきませんか?
まだいるよ!マダイ、ホウボウ
赤い魚、まだまだいます。マダイです。上の写真は生け簀に入れられる前の魚たち、元気に暴れています。
ここで漁協ならではの豆知識。
暴れている魚をおとなしくさせるコツを教えちゃいましょう!
体の上の方に、「側線」と呼ばれる線があります。魚の目の高さのあたりから、尾びれにかけてうっすら線があるのがおわかりでしょうか? これが側線です。
この側線は、魚が水圧や水流を感じる器官です。ここを手ですーっとなでると、少しの間動きが止まるのです!
そうして動きを止めたらシャッターチャンス! (本当は、どの船で揚がったかの印の札を魚につけるために動きを止めます。)
見事に動きが止まった、こちらはホウボウです。鮮やかな赤い体にまるでクジャクのようなヒレがあります。
この美しいヒレをパタパタして泳ぐのか……と思いきや、普段は足のような細長いヒレで海底を歩き回って移動します。エビの足のようなヒレがのぞいていますね。
今日もお疲れさまでした……夕日のようなアカハタ
夕方5時にもなるともう暗くなってくる秋の一日。真っ赤な夕日も秋を感じさせますよね。
夕景色の代わりにアカハタの写真をお届けします。大小並んだアカハタ、まるで海に沈む夕日のよう……!?
アカハタはアクアパッツァや煮付けにどうぞ。
皆さま、魚のうま味たっぷりの美味しい鍋でも食べながら素敵な秋の一日をお過ごしください。
以上、大瀬戸町漁協の赤い魚特集をお届けしました。
これらのお魚は秋のこの季節に味わうことのできる魚たちです。スーパーや魚屋さんでも紅葉狩り気分を味わえる!かも!??