今年の夏はひと味違う!?大瀬戸町漁協の2021夏

皆さんこんにちは! お久しぶりの大瀬戸町漁協です。

今年の夏、大瀬戸町漁協ではいつもと同じようで、何かがひと味違うんです……。大瀬戸町漁協の2021年夏のニュースをお届けします。

今年はタコが豊漁です!!

大瀬戸町漁協名物の「タコ」ですが、ここ5年ほど全盛期に比べて水揚げ量が半分ほどにまで下がっていました。

それが今年はなぜか持ち直し、豊漁なのです!

メインシーズンの始まる5月から、7月までですでに70トンを超え、前年の1.5倍ほどの量が捕れています。

氷水につかるタコ
鮮度を保つため常に冷やしています

タコ漁は朝早くから始まり、お昼くらいに港に帰ってきます。

昼下がり、漁師の奥様方がタコのワタ抜きをしている最中でした。抜いたタコを氷水につけておき、翌朝から塩もみしてぬめりを取ってゆで上げるそうです。

ワタ抜きされたタコ

ちなみにゆであがったタコはこちら。

ゆであがりのタコ
おいしそう!

ゆであがりホヤホヤのタコは、大きな冷凍庫で保管されます。少し箱にすき間を開けて、冷気が行きわたるようにしています。

冷凍中のタコの箱
すきまからタコの吸盤が見えます

ここで大瀬戸町のタコのおいしさの秘密が!

実は、完全に凍る前に一度水をかけ、氷の膜を作ります。こうして身が乾燥してしまうのを防ぐのです。

大瀬戸町ブランドの「ゑべす蛸」のぷりぷり食感はこうしたひと手間で作られているのですね。

夏の暑い日に冷やしたタコをつまみにビール、なんていうのも最高ですよね。

太刀魚も豊漁!!

そして今年は、太刀魚も豊漁です! それもなんと10年ぶりのレベルで豊漁です!

長さは1メートルにもなる太刀魚、そろえて箱詰めされています。とてもきれいですね!

小さな太刀魚
美しい太刀魚

細いものは400グラム程度ですが、身が太って1キログラムほどになるものもいます。

大きな太刀魚
こちらはでかいです!

お刺身や唐揚げにして食べることが多い太刀魚ですが、実はいろいろな食べ方があります。

干物、塩焼き、南蛮漬けも美味しいですよ。そして、漁師さんから先日聞いたのは「かば焼きにしたらめちゃくちゃ美味しい」!

あまりかば焼きにするイメージはなかったのですが、漁師さんが絶賛するならぜひ試してみたいレシピですね!

太刀魚は夏と冬によく捕れる魚なので、まだまだ楽しむことができますよ。

生け簀にも魚がいっぱい!

そんな豊漁続きの大瀬戸町漁協。

生け簀にもいろいろな魚が泳いでいます。

生け簀
生け簀が並んでいます

漁協では漁師さんたちから活魚を荷受けし、生け簀に入れておいて翌早朝に市場に出荷するのです。

イサキが元気に泳いでいます。

イサキの生け簀
イサキの生け簀

大きくてきれいなイサキです。大瀬戸イサキは6月の梅雨ごろが旬ですが、夏もまだ捕れます。イサキは10月ごろになるとまた脂の乗ってくる季節になります。

白っぽいアジが紛れ込んでいますね。アジもたくさん捕れています。

カンパチの生け簀
カンパチの生け簀

こちらにはカンパチも。刺身や、涼しげなカルパッチョもいいですね。

酢ダコ、味噌ダコ、タコきゅう。イサキの塩焼きに太刀魚のかば焼き。アジの刺身、アクアパッツァ。夏は大瀬戸の魚で楽しみましょう!