カキ種を配布しました!
こんにちは、西彼町漁協です。
早いものでもう12月、うず潮カキの収穫が始まりました。
大村湾ナマコの収穫も始まっていて、西彼町漁協は大忙しです!
今回は、先日行われたカキ種の配布の様子をお伝えします。
カキの収穫が始まる頃に、来年用のカキの準備を始めるのですが、その最初の準備がカキ種の配布になります。昨年は12月に入ってからでしたが、今年は少し早めの11月26日に配布されました。
カキ養殖の漁師さんが大集結!
こちらは西彼町漁協裏の漁港です。ズラリと並ぶ漁船。朝早くから漁師さんたちが集まりました!
西彼町漁協でカキの養殖に携わる漁師さんたちは現在38名。高齢化や後継者不足で、残念ながらその数は年々減っています。
はい、こちら右手にある大きなコンテナには、今回配布されるカキ種がぎっしり!宮城県から運ばれてきたカキ種はその数なんと1075連。1連に70枚のカキ種が通してあるので、計算すると70,252個!約7万個のカキ種になります。
カキ種リレー
トラックのコンテナから船のところまで、漁師さんたちが並んでカキ種を手作業で運びます。リズムよく次から次へと手渡されていく様子は、バケツリレーならぬカキ種リレー!
みなさん息がピッタリ、連携プレーが素晴らしいです!
西彼町漁協職員の嶋原さんがリストをチェックしながら「OOさん、100個!」と呼びかけると、横で数を確認する人、カキ種リレーをする人と、自然に役割分担されていて、作業がとてもスムーズ!
それぞれの漁師さんたちが必要な数量を次々と船に積み込み、船上にはあっという間にカキ種の山ができていました。
カキ種のこと
ワイヤーに通してあるのはホタテの貝殻で、この貝殻にカキ種(カキの幼生)が付着しています。
受け取ったカキ種をこのままの状態で、まず20日〜1ヶ月ぐらい海につけておきます。漁師さんによると「宮城の海と大村湾に海は違うけん、カキ種をこっちの海でじっとして慣れさせるために、最初に海につけとくとよ」ということでした。
なるほど、遠く宮城の海からやって来たカキ種も、違う海(環境)で慣れるには少し時間がかかるんですね。
カキ種が積み込まれた船は移動して、また別の船への積み込み作業です。
こうして、このたくさんのカキ種たちは、この大村湾で1年を通して漁師さんたちの手によって育まれ、美味しいカキになります。
次回は、今が旬!大村湾ナマコとうず潮カキの収穫をお伝えします!