こんにちは、西彼町漁協です。

西彼町漁協では「うず潮カキ」を使った商品開発を進めています。9月に掲載した「商品開発のウラ側、見せちゃいます」では、いくつかの候補の中から「カキのオイル漬け」に決定するまでをご紹介しました。

第２弾では、一般のみなさんを対象に行った試食会のようすをお伝えします！

「うず潮カキ オイル漬け」試食会

10月19日に西彼町漁協2階会議室に、西海市内在住の主婦5名が集結。マスク着用、手の消毒、パネル設置などしっかりと新型コロナ対策をしての試食会です。

じつは、この「うず潮カキ オイル漬け」は平成23年の長崎県水産加工振興祭で
水産庁長官賞を受賞した実績があります。

当時、女性部の方たちが手作業で生産していて、売れ行きも好調だったのですが残念ながら人手不足により生産が打ち切りとなりました。

今回は、当時のレシピを元に、津本料理店（西海市西彼町）の津本シェフ監修により2020年バージョンとして蘇らせ、さらによい商品にしたいという思いで、試食会を開催しました。

食材のこと

試食会用に作られた「うず潮カキ オイル漬け」に使われた食材は、カキ、アーモンド、ニンニク、鷹の爪、オイル。とてもシンプルな食材です。

今の時期はまだうず潮カキの時期ではないため、今回は他から取り寄せたカキを使っています。（＊実際に商品化するオイル漬けには、うず潮カキを使用します）

津本シェフによると、ナッツ類やニンニクは薬膳料理によく使われる食材でアンチエイジングに効果があり、美容面でも注目されていて、うず潮カキと組み合わせることで旨味が倍増するほか、食べる薬として身体にも優しく、良質なおつまみに。

炊飯器でお米と一緒に炊くと、おいしい炊き込みご飯ができます。湯煎して温めて食べるのもおすすめだそうです。

試食後の感想は？

参加してくださった主婦のみなさんから、試食をしながら食材や味について率直なご意見やアドバイス、質問をいただきました。

「カキのオイル漬けの類似品をいろいろ食べ比べてみたけれど、自分たちの方が美味しかったです」と西彼町漁協スタッフの馬場さんお墨付きの味。

カキに味が染み込んでいて美味しい、味はよかった、大人向けのおしゃれなおつまみという感じ、主婦の持ち寄りで集まる時に持っていきたいという感想や、

ナッツ類が苦手（アレルギーがある）、ニンニクが丸ごと入っているとその大きさに躊躇する、ニンニク好きな人にはいいかも、鷹の爪のピリッとした感じが合うなど、試食をしたからこそわかる意見がどんどん出てきます。

実際に販売する分量やパッケージについて、参加者のみなさんにイメージしやすいように資料を見てもらいながら、流通方法をどうするか？冷凍にするか、ビン詰めにするか。

スーパーや百貨店のオイル漬けコーナーに置いても目立たないのでは？など、ディスカッション方式で意見が活発に飛び交い、とても実りある試食会になりました。

アンケート用紙にも記入していただきました。

実際に手にとってもらいたい

「今日は試食会へのご参加、ありがとうございました。みなさんからのアンケートを参考にまた試作品を作って、完成した商品をみなさんに提供できればいいなと思います。最終的な目標は、みなさんに実際に手にとって購入してもらうことです」と語るのは、西彼町漁協スタッフの馬場さん。

次回は、実際にうず潮カキを使った試作品や、パッケージなども準備をして試食会の予定を考えています。

みなさんのご協力によって作り上げられていく「うず潮カキ オイル漬け」が、実際に商品として誕生する日が待ち遠しいです！

以上、西彼町漁協からお伝えしました！