今年もそろそろ年納め!大物ラッシュの12月
こんにちは! 大瀬戸町漁協です。一気に冬が来たように、風の冷たい日が続いています。
大瀬戸近辺ではここのところ強風が続き、漁に出られない日が続いていましたが、ようやく風が収まってきたというこの日。
冷たい風に負けない、水揚げ作業をご紹介します!
ど迫力のアカムツ!
アカムツ(のどぐろ)漁船が帰港しました。アカムツ漁場は遠く、大瀬戸町から片道2~3時間もかけて漁場へ行きます。
漁師さんが長い道のりを越えて捕ってきたアカムツがこちら!
とてもきれいな赤い色で、そしてずいぶん大きい! 一匹20~30㎝ほどあるでしょうか。
傷がつかないようにいったん船上で丁寧に箱詰めされたきれいな身。漁協の港では、こちらを殺菌海水で洗い、出荷用の箱に詰めなおします。
丁寧な箱詰め作業!
箱詰め作業は漁師さんと漁協職員で協力して行います。箱に魚を並べ、カバーをかけて氷を入れます。
アカムツ以外の魚もたくさんいますよ。こちらはアラカブ。
魚は魚種ごとに箱詰めし、箱単位で魚市場に出荷されます。なるべく大きさをそろえてきれいに詰めます。
こちらはアマダイ。
どんどん箱詰めし、積んでいきます。イトヨリにレンコ鯛、アオナと今日も大漁です!
冬の大物、クエが揚がった!
大瀬戸町漁協の冬といえば、クエ(あら)。
1mを余裕で超える大きさもさることながら、その深い滋味と脂の乗りは逸品で「鍋の王様」とも呼ばれている超大物の魚です。
天候の関係でまだ出漁日が少ないですが、これから本格的なシーズンに入ります。
生け簀の中に、大きなクエと小さなクエがいます。
クエは、普段から、海底近辺でじっとして静かにしていることが多い魚です。生け簀の中でも全然泳ぎまわらずにひっそりと沈んでいます。
活きている魚はそのまま活魚として出荷するのが大瀬戸町漁協の方針です。
少し弱ってしまった魚は先に〆て新鮮さを保ったまま箱詰めします。
大きなクエを箱詰めするよ!
1m30㎝弱程度の長さの大きな箱をスタンバイ。さあ、こちらにクエを入れていきますよ。
まずは氷を敷き、直接氷に触れる身が氷焼けしないよう、うすい発泡ペーパーを敷いておきます。
そこにクエを入れます。ふたりがかりで、よっこらせ!!!
今日のクエは体長126㎝の大物。重さは26㎏もあります。
さらにこの上から氷をかぶせて冷やします。緑色の紙で保護して氷を載せます。
丁寧に詰められた魚たちはこのまま冷蔵庫で保管し、翌早朝に長崎魚市場へ出荷されます。
夕方にかけて大忙し
この時期は夕方頃に帰港する船が多く、水揚げ作業がひっきりなしに行われます。
こちらはサワラ。1m近くあります。サワラの小さいものは「サゴシ」と呼ばれます。
お歳暮として人気のヒラス、ブリ。船の水槽から活かしたまま生け簀に運びます。
少し暗くなってきたので、作業場にライトを灯しました。
さあ、夕方作業ももうひとふんばりです。
今年も残すところあと少し。
皆様、よいお年をお迎えください。