今シーズンのタコ漁始まりました
こんにちは! 大瀬戸町漁協です。タコ漁、今年も始まっています!
タコは4月から漁期間が始まり、6月あたりに最盛期を迎えます。
今年は合計15艘のタコ漁船が大瀬戸町漁協から出て、それぞれの持ち場で漁をしています。
タコの水揚げ
タコ漁船が港に帰ってくるのはお昼過ぎ。
大瀬戸町漁協の桟橋には、タコを入れるための大きなコンテナが置かれています。漁船が着いたら、コンテナの蓋をあけて準備しますよ!
船の水槽から、タコを取り出します。
カゴいっぱいのタコは元気いっぱい、動き回っています。ときどき脱走するタコをカゴに戻しながら、船から桟橋へ上げます。
そして計量!
タコはだいたい1~2kg程度で、大きなものでは3kg超えになります。カゴごとに計量します。
重さを記録したら、このタコをコンテナに入れます。興奮したタコに墨をかけられることもしばしばです。
コンテナには大量の氷水が入っていて、タコを氷締めします。
タコ漁船がひっきりなしに帰ってきて、午後の漁協は大忙しです。
奥様方の華麗な手仕事!ワタ抜き
水揚げのあとは、タコ漁師の奥様方が集合して、タコのワタ抜きをします。
ワタ抜きとは、タコのはらわたを取る作業です。タコを茹でる前に取っておかないといけません。
桟橋から運んできたコンテナを囲むようにして、この日は4人の奥様方が準備しています。
ワタ抜きは、コンテナの水を抜いてタコを取りだすところから始まります。
昔はタコを氷締めにせずに生け簀で活かしておいたため、タコをすくいあげるだけでものすごく大変だったそうです……。
取り出したタコはカゴに入れ、氷水の入った桶を用意します。
タコをざぶざぶと洗って、手でワタを取りだしていきます。
奥様方みんなで楽しくおしゃべりしながら手早く作業していきます。ゆかいなおしゃべりで大笑いしながらも、その手際のいいことといったらまさにベテランの技。
読者の皆さん、これが何だかわかりますか?
とってもやわらかくてつるりとしている、この丸いものは……?
実はタコの卵です!
漁師の皆さんは「真子(まこ)」と呼んでいます。産卵前のこの時期しかとれない、そして一般市場にはほとんど流通しない珍味です。
奥様方はこの卵をゆでてぬたにしたり、ポン酢で食べたり、からしみそをつけて食べたりするそうです。
ワタ抜きしたタコでバケツがいっぱいになりました!
今回の作業紹介はここまで。
加工場でゆでる様子はまた次回以降でご紹介します!