車に車検があるように、漁船にも検査があるのです。
こんにちは、西彼町漁協です。
突然ですが、車を持っている人は定期的に車検を受けますよね。船も同じように定期的に検査を受けないといけません。
先日、西彼町漁協では組合員さんを対象にした漁船の検認(県に登録されている漁船を5年に一度検査すること)が行われました。
漁船の検査のこと
漁船の検認とは、漁船法第13条の規定により、交付された漁船登録票の記載内容と実際の漁船の状態が一致しているかどうかを、検査員が検査をして確認するもの。
確認する内容は
・所有者および使用者の氏名など
・船名、漁船登録番号が船体に記載されているか
・船舶の長さ、幅、深さ
・船質
・エンジンの型式および製造番号
・無線電波の型式、空中線電力
などがあります。
この漁船検認に通らなかったら、船に乗れず仕事ができなくなるので、必ず受けないといけません!
ちなみに、検認に合格した証書がない場合、有効期限が切れている場合に航行すると、船舶安全法に違反したことになり、罰則があるんです。
(*参考サイト:船舶安全法施行規則)
合格したら、その場でハンコがもらえます
この日は長崎県の水産課から2名の検査員が来所し、有効期限を迎える44隻の漁船が、西彼町漁協本所と亀浦支所の2ヶ所に分かれて、それぞれ検認を受けました。10年前は、多いときで100隻もの漁船が集まって検査を受けていたことも。
西彼町漁協で検査を受ける船はそう大きくないため、1隻の検査にかかる時間は10分程度でした。
船体に書いてある番号や船名が見えにくい、または消えている場合は、検査に通るように、ペンキやマジックなどで船体の決められた場所にハッキリと書き直します。また、登録している内容が変わった場合は、漁船登録票の変更手続きを行います。
すべての内容が確認され、何も問題がなければ検査合格!ということで、その場で検査員からハンコを押してもらえます。
これで、漁船の検認は終了!有効期限は5年間。令和4年10月に検査を受けたので令和9年9月まで大丈夫!安心して航行できます。
さて、漁船の検査のお話、みなさんいかがでしたでしょうか。
海で安全な航行ができるように、こうやって定期的に必要な検査を受け、安全が確認された船に乗り、西彼町漁協の組合員さんたちは今日もまた漁に出ています!
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