瀬川漁協のとある1日

みなさん、こんにちは。瀬川漁協です。
5月の連休はどのように過ごされましたか?
お天気にも恵まれ、あたたかい毎日でしたね。
ちなみに瀬川漁協は、連休中も通常通りにお仕事頑張っていました。

さてさて、この西海おさかなブログも3年目に突入!
これも読んでくださるみなさんのおかげです。
いつもありがとうございます!

きっとみなさん、漁協のお仕事について知っていることも
増えてきたのではないでしょうか。

今回は、瀬川漁協職員の田川さんと船木さんに密着して
商品開発のことをメインに、とある一日のお仕事の様子をご紹介します。

その1: 商品開発の打ち合わせ

瀬川漁協といえば、そう「カタクチイワシ」。
地元では「エタリ」と呼ばれる、小さい小さいお魚です。

通常はカツオ漁のエサとして販売しているのですが、じつは食べることができて、これがなんと絶品なんです!

地元の人は、このカタクチイワシをお刺身や天ぷら、フライなどにして食べていますが、鮮度が長持ちしないために、市場にはめったに出回りません。

でも、このおいしいカタクチイワシをみなさんにも食べてもらいたい!という思いで、昨年から商品開発が始まりました。

冷凍のカタクチイワシのフライ

地元で活躍するフレンチシェフが監修に入って、冷凍カタクチイワシのフライの試作品ができましたが、これから試食会などを行なって、商品の改良を進めていくところです。

でも、やっぱり「刺身で食べてもらいたいなぁ」という思いがあります。
・刺身で食べられるには、どういった冷凍方法がいいのか。
・どれくらいの期間、冷凍していても鮮度が保たれるのか。
など、県央水産業普及指導センターでの実験なども同時に行っています。

手軽に食べられるカタクチイワシの商品が出来上がるまでには、まだまだ道のりは長いですが、みなさんどうぞ楽しみにしていてくださいね!

その2: 船への給油

商品開発の打ち合わせ中に、別の仕事が入りました!

なんと、クルーザーの給油で立ち寄ったお客様への対応のため、職員の船木さんは打ち合わせ中の会議室から走ってお客様のところへ。

現場に到着し、給油の準備をして対応します。
大きく重たい給油ホースを引っ張るのは、ひと苦労!
でも頑張ります!

その3: 検品作業

職員の田川さんは、瀬川漁協の購買コーナーで組合員さんが購入する備品の販売を行なっています。

漁で使うおもり、船底のサビ防止ペンキ、船のオイルなど漁に必要ないろいろな物品の在庫を確認します。

定期的に業者さんが来て、発注していたものの納品や、おすすめの新商品などの紹介をしてもらいます。

その4: 事務処理

商品開発の打ち合わせ、クルーザーへの給油、商品管理などをこなすお二人。

給油後の伝票処理、納品後の在庫処理などの事務作業はもちろん、年度始まりということで、役員会などの資料作成なども行います。

肉体労働にデスクワークと、あっという間に瀬川漁協の一日が終わるのでした。

いかがでしたでしょうか?

今回は職員の田川さんと船木さんのとある1日のお仕事の様子をご紹介しました。

6月上旬までは、カタクチイワシの地曳網漁も行われているので、所属されている網元で早朝3時から網を引く作業もされています。

漁協の組合員さんが、安全に気持ちよく漁ができるように、そしてたくさんの方へおいしい魚を食べてもらえるように、瀬川漁協は今日も頑張っています!