今が旬!うず潮カキの収獲です!!

こんにちは、西彼町漁協です。
師走で慌ただしい毎日、気がつけば明日は大晦日!
みなさん、お正月を迎える準備に大忙しではないでしょうか。

わが家の三大年末行事の1つである餅つきでは、
毎年、杵で餅をつきながら、隣でカキを焼いて食べるのが
家族の楽しみになっています!

ということで、今回はまさに今が旬のうず潮カキ!の
収獲の様子をお伝えします。

うず潮カキの養殖場へGo!

12月中旬ごろ、西彼町漁協から船に乗り300m先にある網代(あじろ)地区へ。
この日はお天気にも恵まれ、穏やかな大村湾でした。

こちらがうず潮カキの養殖場です。大きなイカダが浮かべてありますね!

1年前に沈められたカキ種が、穏やかな大村湾で大切に育てられ収獲時期を迎えています。

はい!ドーンと台の上に乗せられたこの大きな塊は
収獲されたばかりのうず潮カキです!!

なんだかすごい迫力ですね、ゴツゴツしてます。

うず潮カキの成長記録

ここでちょっとおさらいです。

カキ種(ホタテ貝にカキ種がつけてある)

前回の西彼町漁協ブログ記事でご紹介したカキ種がこちら。
見た目は、完全にホタテの貝殻が連なっている状態です。

1ヶ月ほど成長したカキ種

画像の中央付近をご覧ください!
ホタテ貝に付着している、いくつもの小さなカキ種が
1ヶ月ほどで小さなカキの形に育っています!

収獲したばかりのうず潮カキ

そして1年後、このような立派なうず潮カキに成長しました!

ちなみに、最初の1枚のカキ種が最終的に1kg前後のカキになるそうです!
ということは、
先月配布されたカキ種70,252個は
1年後にはおよそ70,000kg=70tの収獲量が見込まれるだろうと、
ざっくりとした計算ができるということでした!


手作業できれいに整える

次に、このゴツゴツしたうず潮カキの塊を
手作業でバラしていきます。

ナタを使って、くっついたカキを1つずつ手作業で外します。

うず潮カキをバラバラにしたら、次に付着した汚れを落としていきます。
もちろん手作業で。

包丁や電動ブラシを使って、1つ1つきれいにしていきますよ。

はい、こちらはきれいに整えられたうず潮カキです。
店頭でよく見られる姿になりました!

試食しました!

じゃじゃーん!こちらとれたてのうず潮カキでございます!!
今年のカキは小ぶりと言われていますが、このカキは粒が大きい。

みなさん、大変申し訳ありません。
お先に失礼して、試食をさせていただきました!

うむむ、口にした瞬間に甘くて濃厚な味わいが広がる。
とにかく身が大きい!
鼻の呼吸とともに磯の香りに包まれ
とろっとろの食感に舌が思わずゆるんでしまう。

この4行にしたためた感覚が
同時にグワッと押し寄せてきたのです!
新鮮過ぎるうず潮カキ、恐るべし。。。


「10年前と比べたら海が細く(痩せている状態に)なっている気がしますね。
カキの付着物が少ないと、海の栄養がそれだけカキへ注がれるので
方法を変えながら、工夫しながら養殖する漁師さんもいます」と、
西彼町漁協職員の馬場さんが教えてくれました。

どこで買えるの?

そして、一番大切な情報!
うず潮カキが購入できるお店をご紹介します!

うず潮カキはキロ単位で販売されており、
年末には贈答用として、粒が大きいものが
年明けには自宅用として、少し粒が小さいものが出回るそうです。

ただし、今年の収獲量が少ないということなので
早目にお求めになることをおススメします!

【西彼町漁協直売おさかな処】
住所:〒851-3423 長崎県西海市西彼町八木原郷2017番地3
電話:0959-28-0017

【特産品直売所 よかところ】
住所:〒851-3504 長崎県西海市西海町木場郷490
電話:0959-32-1101

みなさんよいお年を!

今年の7月よりスタートした、この西海おさかなブログ。
みなさまのおかげで西海市内にある4つの漁協のこと、
お魚にまつわる話題などをお届けすることができました。

来年も、みなさまのお役に立つ漁協ネタ、お魚情報を
発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

おいしいお魚と共に
よいお正月をお迎えください。