イカの産卵シーズン到来!大村湾にイカ芝を投入!

こんにちは、西彼町漁協です。みなさん、イカはお好きですか?
イカといえば、まず思い浮かぶのはアオリイカ(ミズイカ)ではないでしょうか。

やわらかい食感が楽しめて、噛むと甘みが広がるので、食べるならやっぱり刺身が一番ですよね!

アオリイカ(画像:pixta)

春の終わりから夏にかけて産卵の時期を迎えるイカは、沖合から浅い沿岸にやってきて、海藻や海藻が付着した岩などに卵を産み付けます。

ですが、磯焼けなどが原因でイカが卵を産み付けられる場所が減っていることもあり、各地で産卵場所を確保するために、イカ芝(木や枝を束ねたもの)を海に入れています。

15年ぶりにイカ芝を入れた

西彼町漁協を含む、大村湾沿岸の周囲にある7つの漁協が参加する「大村湾栽培漁業推進協議会」では、水産資源の保護と増殖のため、大村湾全体でその効果が発揮できるような漁礁を作る取り組みが行われています。

普段、イカ芝を入れることはない西彼町漁協ですが、今回のように協議会の事業の一環として「全組合でイカ芝を入れましょう!」ということで、15年ぶりにイカ芝を入れました!

イカ芝、竹でもいいんじゃない?

西彼町の某所にて、竹を切っています

イカの卵がつきやすいようにと、一般的にイカ芝にはクスやモチの木の枝が使われますが、その代用品で「竹でもいいんじゃない?」ということで、西海市内に豊富にある竹を使ってみました!

竹で作ったイカ芝

竹の細い部分をたくさん束ねて、いい感じのイカ芝ができましたよ。

200mのはえ縄に20m間隔でイカ芝を結びつけて、芝が浮いてこないようにブロックをおもりにして沈めます!

場所を確認しながら、水深10mぐらいのところにイカ芝を投入!

海に入れたイカ芝には、梅雨頃に卵が産みつけられ、お盆を過ぎたころに孵化します。

海の中の環境が変わってきているので、時期がずれるかもしれませんが、今後イカ芝の様子を確認していきます。その経過や効果については、後日また報告しますね!

さいごに

イカの産卵時期、産卵場所近くには親イカがいるので、エギングなど釣りの好ポイントになっている場合が多いです。イカ釣りの際には、親イカに配慮して釣りを楽しんでくださいね!

以上、西彼町漁協でした!